My Image
みんみんです
。
世田谷美術館で開催中のヴィンタートゥール展に行ってきました。
この美術館の名前は初めて聞いた方もいるのではないでしょうか?
私も知りませんでした。
でも、今回来てる絵は有名な名画もありますね。
スイス北部の小都市ヴィンタートゥールは、資産家たちが数多くの美術品を集めた優れた文化都市なんだそうです。
ヴィンタートゥール美術館は、バーゼル、チューリヒ、ベルンの各美術館に次ぐスイス第4の規模を誇る近代美術のコレクションを擁しているそうです。
今回は改修工事でコレクションを巡回させているのだそうで、19-20世紀のヨーロッパ絵画、特にフランス、ドイツ、スイスの絵画が中心で、90作品全部が日本初公開。
ということで作品感想を書いてみます。
第1章 フランス近代1 ドラクロワから印象派
会場最初の絵はドラクロワ。
アルジェの女とあるのでアルジェリアの民族衣装?の女性とグレーハウンド犬の絵。ドラクロワは好きな作家だから、こんな小さい絵でも観れて嬉しい。
絵を沢山観てると、本当に描写の実力がある作家が「いいなぁ」と思えるようになってくるが、ドラクロワもその一人。あと色つかいが自分好みだ。
今回もローズ系とターコイズグリーンの組み合わせのエキゾティックなカラーで展覧会への期待が高まってくる。
他、大作の下絵の習作スケッチのコロー作品、初期のモネ風景、ブーダン、ピサロときて、シスレーの教会の絵の色が紫系でとても美しかった。
ルノワールの絵が3点、ブロンズが2つ。
絵は水浴女性像の色が風景が黄金色に溶け込んでいて美しかった。
第2章 フランス近代2印象派以後
ゴーギャンの初期風景画、
ゴッホの目にも鮮やかな郵便配達人の絵
My Image
これは本物は本当に色が美しい。
背景には筆目が見えないし、人物も筆目は少ない。
背景のクロムイエローと制服の濃紺が補色になっているからかまぶしく感じる。
人も少なかったのでしばし絵の世界に入り込んで観ていた。
ルドンの作品も。
My Image
ふつうの風景画と花の絵。
花はルドン独特の色あいの花だ。
花部分・・・
ビリジャン、テルベルト、エメラルドグリーン、マンガニーズブルー、カドミウムオレンジ、アリザリンクリムゾン、紫、モーヴ、セルリアンブルー、バーミリオン、白
の色があった。
花瓶・・・
マンガニーズブルー、カドミウムグリーン、紫
背景は微妙に色が変わっている。薄いベージュ系、紫系、緑系、蒼系のグレーで、台から下は色を濃くしている。
画像は「アルザス」という絵。
読んでる本がアルザスで、このアルザス地域は戦争で領土争いで不安定な地域だったそうで、描かれたのが第一次大戦の頃だからか、そういった世相を反映して描かれたという事。
ほかロダンの彫刻などがあった。
こちらで出品作品画像がいくつか観れます
第3章 ドイツとスイスの近代絵画
この章では初めて観るスイスの画家が多かった。
有名なアンカーの作品も。
ホードラーの女性頭部と自画像は描き方のタッチが現代的でふちどりも描いてある。それで目をひいた。
有名彫刻家ジャコメッティの父の絵画作品も。
父の自画像とその妻の絵・・・なので彫刻のジャコメッティの父母の肖像画になるのかな。
第4章 ナビ派から20世紀へ
ドニの写実的な肖像画があり、珍しかった。色合いも地味で、ローアンバー、黒、緑と見慣れたドニ作品とは一風変わっていた。
ボナールの作品6枚も!
ボナール好きにはたまりまへんな。
他、ヴュイヤールも4枚、ブラマンク、ユトリロとあったが、中でもマルケの作品があまりにも美しくて見事だったのでたぶん展覧会中一番時間をかけて観ていた。
水辺の景色で水面に木々が写っている絵なのだが、その色のグラデーション、色つかいが感動的だった。
もし展覧会に行かれたら、この絵を注目してほしいし、たぶん注目されると思う。
私以外にも何十分も観てる人も中に居たので。
第5章 ヴァロットンとスイスの具象絵画
スイスの画家、ヴァロットン作品5枚を中心にスイス画家作品が他に3枚あった。
第6章 表現主義的傾向
ドイツで観た作家の作品がいくつかあった。
中でも印象的だったのはレームブルックの女の頭部の彫刻。
ものすごくデフォルメしていてシンプルな像だが一度見たら忘れられない。
他、ココシュカ、クレー、カンディンスキーなど
第7章 キュビスムから抽象へ
ピカソ、ブラック、レジェと代表的作家作品が。
第8章 素朴派から新たなリアリズムへ
見どころは画像にあるルソーの赤ん坊のお祝いだろう。
これが見たくて名古屋から世田谷まで暑い中行ったようなものだ。
すごく勢いがあるし、赤ん坊のプリっとした独特の肉質感を感じる。
それにしても体重の重そうな赤ん坊だ。
足が地面にめり込んでいるし・・・。
泣いたらカンが強そうな子だ。
他に気になったのはシュテックリンの作品。
これは言葉で描くのは難しい絵だが眠れる美女とそれを覗き見る男の絵。
意味ありげなアイテム、物語性の強い構成、読み解こうとしてしまうので、観るのに時間もかかった。
面白い作品。
他に気になったのはジャコメッティ(彫刻家)の油彩デッサン。
立体感とラインがとても勉強になった。
ジャコメッティのブロンズ像も。
こんな風に縦に伸びる貝を思い出した。
他、モランディ、マグリットなど。
全体にバラエティ感のある作品が観れてなかなか面白い展覧会だった。
こちらで出品作品画像がいくつか観れます
私のHP、soheipaintingsのNEWSページです。展覧会参加作品と案内を掲載しています。
こちらが私のHP、soheipaintingsのトップです。トップ画像を新作風景画画像に変更しました。

